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  • 2010.08.20 Friday
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ヴィルヘルム・ハンマースホイ展に行ってきました

デンマークの画家、ヴィルヘルム・ハンマースホイ展は、上野の国立西洋美術館で12月7日まで開催しています。


咳がずっと治まらなかったり、仕事の山場にかかっていたり。久しぶりの更新になってしまいましたが、今ちょっと評判の「ハンマースホイ展」に行ってきました☆
私は今回の展覧会で、初めてその名を知ったのですが、どうやら私同様そんな人たちの口コミ効果やWEBでの力強い広報効果もあって、評判を呼んでいるようですね。なかなか盛況な雰囲気でした。かくいう私もブログで紹介して、ハンマースホイ展に貢献できたらいいなと思います。

そう、なにはともあれ、絵がいいんです。
ハンマースホイは「北欧のフェルメール」なんて言われているようです。代表的な室内画は、彼の住居の部屋をいくつも描いており、その中には後姿の女性(ハンマースホイの妻)が存在しています。同じモチーフ、同じ部屋を描いた絵がいくつもあるのですが、不思議と違った印象を受けてしまう。かといって、人物がものすごい主張をするわけではなく、描かれた部屋のどこかから、何やらそこはかとなく秘密や謎が浮かび上がってくるような・・・不思議な絵です。

室内画であっても、コペンハーゲンの柔らかな日差し、グレーの空と建物に境界はなくなり、ところどころとろけるような輪郭が、今回の展覧会のテーマ「静かなる詩情」を感じさせます。
なんだか構図とか目線の角度とか、撮影した写真を元に描いているのもあるのでしょうが、絵描きというより写真家の取り組み方な感じがしました。

でも女性としては、ちょっと気になる点が。今回の展示では時代を追って作品を見ていけるんですが、ハンマースホイの妻の描かれ方が、初期の頃は割と若々しく、中期になってくると歳を重ね異様に生活感が出て疲れており、後姿で登場してくる頃は、なんだかまた若々しいような、でも妙に現実味がないような・・うーん、二人ってどんな関係だったのかしら?
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ピロスマニの絵

夏に渋谷のBunkamuraで開催された「青春のロシア・アバンギャルド展」に行ってきました。マレーヴィチ、シャガール、そして、今回ハートをわしづかみにされた、ピロスマニ!とてもいい企画展でしたよ。

ピロスマニの絵は実物を見てみると、かなりの衝撃でした。実はピロスマニってよく知らずにいたんですが、「あ、この絵か〜」と絵を見て納得。これまで、何らかの媒体で絵をみかけたことがあったのだと思うんですが、本物は違います、オーラが。引き込まれます。
印刷物では、特にああいう画風だしなんとなく稚拙に映ってしまうのかもしれない。
でも実物の絵は、ピュア感が滲み出ているんですよ本当に。。
(こんな感想を持ったら申し訳ないかもしれないけど)政治的な主張とか、美術界へ一石を投じるとか、この時代のロシアにあってそういった気概が一切関係なく、純粋に描きたいものを出会ったら思い切り描く──ちょっと別な世界を見ていた画家なのかなと感じました。
もったりとした厚みと丸みのある線とか、美しい目とか、すごく好み。もってかれたー
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