今日は仕事を時間休にして、歌舞伎座に12月公演を観に行ってきました。なんだか優雅な話ですが、こんなことは稀なことではあります。というのも!とあるコネクションから1階8列中央の席を取ることが出来たからであります。
そりゃあもう堪能、大満足です☆玉三郎の美しい動きから、勘三郎の小粋な表情まで、まるっとまる見え。
ところで12月公演は、師走らしい演目でした。忠臣蔵外伝の「松浦の太鼓」、いよいよ来週最終回の義経でお馴染みの源平モノ定番「船辨慶」、そして「恋女房染分手綱」。船辨慶は京を追われた義経が、その新転地として向かおうとする西国への船上で平知盛の亡霊に出くわす。静御前と知盛の二役を玉三郎が演じるのですが、今回のこの船辨慶は能風味の演出だとか。衣装も能の衣装をまとい、押さえた動きなのに怖いくらいの迫力がありました。知盛の出のシーンは、やっぱり心躍らされますね。花道の下からドロドロドロ・・と上がってくるところ。
松浦の太鼓は、コミカルな忠臣蔵サイドストーリー。勘三郎ってなんであんなに面白いんでしょうねぇ。カワイイんですよ〜バカ殿風味で。江戸時代の風流や粋、考え方など興味深い。外国人のお客さんがチラホラ見られましたが、この忠臣蔵のストーリーってどのように映るんでしょう?