石川セリって言うと「ダンスはうまく踊れない」が代表曲であり、その作曲者である井上陽水の奥様、ということがすぐイメージに浮かんでくると思います。私もさすがにリアルタイムで石川セリという人を体験したわけではないのですが、この人の声ってとても魅力的なのです、“魅惑ヴォイス”ってやつですよ。当時どんな存在だったのか?アイドル?だったのかと思うのですけど、それにしても彼女のCDを聴くと、セリ色というか色彩豊かな楽曲がわんさか。たんなるアイドルじゃなかろうに?と思ってしまう。クレジットを見ても、当時の才能豊かな人たちがこぞって作詞作曲、プロデュースを手がけているようです。矢野誠、矢野顕子、南佳孝、中村治雄、井上陽水、松任谷正隆、荒井由美、シュガーベイブ、かしぶち哲郎などなど
参加ミュージシャンも当時第一線の人たちが同様に参加していたり。きっと、面白いことをやろうとすると自然と集まってくる人たちなんだと思うのです。この時代の作品で、今でも魅力的なアルバムにはたいてい上記の人たちが参加してたりする。
両親の沖縄旅行土産の古酒(写真のシーサーに入っているの)を飲み、地元のユニオンで偶然にも発見したセリの『ときどき私は・・・』『気まぐれ』CD選書盤を聴く、という贅沢な時間を過ごせるかと思いきや、古酒が強烈で!日ごろの不摂生もたたったせいか胃腸を壊しました。うう。
ちなみにセリの『BOY』というアルバムをずっと探しているのですけど、これがまったく音沙汰なく見つからない。これ、かしぶち哲郎の楽曲が半分くらいなんですよね、確か。このアルバムの前作である(同じくかしぶち哲郎がプロデュースした)セリの『ファム・ファタル』も最高にイイから、ぜひ聴いてみたいのです。どこかで見つけたらお知らせください。