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  • 2010.08.20 Friday
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スローガンの歌

ゲンスブール没後15周年ということで、いろいろな盤が発売されています。新しいところでは、英米仏のアーティストが参加したゲンスブールトリビュートアルバム『Monsieur Gainsbourg Revisited』が英語によるセルジュ曲を聴かせてくれて新鮮!と思っていたところですが、トリビュートなどを聴いていると、あれ?これって何のアルバムに入っている曲だろ〜という場面によく遭遇するのです。ゲンスブールは特に映画のサントラなども数多く手がけていますので、なかなか手に入らないサントラや映画でしか聴くことのできない曲もあったり。
映画『スローガン』のテーマもそんな曲のうちのひとつで、カヴァーされたものしか聴いたことがなく、原曲をとっても聴きたいと思っていたところでした。この曲、『ジェーン&セルジュ』のアルバムに入っているのですが、通常(当時の正規盤)盤と言われるものには入っていません。なんともややこしいのですが、通常盤の1曲目『ジュテーム・モア・ノン・プリュ』だけが『スローガンの歌』に差しかわっている盤があるのです。今は中古でしかないようですが、それをやっと聴くことができました。

アレンジはジャン・クロード・ヴァニエで、セルジュの美しいメロディーがこれ以上なく切なく展開されています。歌詞は二人のデュエット形式なのですが、『ジュ・テーム〜』の対になるような詩。
あなたは冷たい あなたは不誠実
あなたは何もしない
エヴリーヌ、お願いだ、エヴリーヌ
そんなこと言うな
エヴリーヌ、おまえは俺を愛していた、そうだろ?

情けない!いいですね〜
この後、おまえは不公平だ、と愚痴ったりするんです(笑)
映画を見ていないので映画のストーリーとの連携はわかりませんが、この曲と『ジュ・テーム〜』を入れ替えたというのもなんだか納得です。



藤田嗣治展へ行く


藤田嗣治展へ行ってきました。いや〜ものすごい盛況!美術展で入場の際待ち時間があるなんて初めての経験です。年齢層もばらばらで、随分人気があるんだなぁと思っていましたが、なんでも日経新聞で連載をしているとか。なるほど。

彼の代表的な技法・乳白色の肌の作品群は、実物を見てみると油絵ということが信じられないくらい美しかったです。ポスターなどでは伝わりきらない。墨の繊細な線もきわだっていて見ほれてしまいます。よく女性の褒め言葉で“陶器のような美しい肌”(ちょっとやらしい)なんて喩えがありますが、まさにそれ。
時代や行く先々の国によって作風が大きく変わるところも見ていて楽しかったです。今、目の前にあるものを愛し、それを受け止めて表現する。きっと純粋な人なのでしょうね。その分反発も多かったのかもしれませんが。

実は藤田嗣治のことをあまりよく知らないままに見に行ったのですが、かえって良かったかもしれません。画家が目の前にある日常や風景や人物を大切にしたように、こちらもまず目の前にある作品を感じる。これってすごく優雅な時間を過ごしたなと思って気分がいいですね。(欲を言えば平日にゆっくり堪能したかった〜)


そんなことより、かしぶちの事が心配だ

行ってきました、4/8のムーンライダーズ・バンド内ユニットライブ。実は週末風邪をひいてしまい、楽しみにしていたライブだったので、半分朦朧としつつも風邪薬とのど飴で押し切って行ってきました。

まずは岡田徹プレゼンツ・Life Goes Onのライブからスタート。こちらは魅惑のアコーディオン・ユニット。彼らのアルバム『Good Papa, Bad Papa』から「The Robots」「東京ぬけ道ガール」など演奏され、思わず帰ってからアルバムをひっくり返してみたりして。生のアコーディオンはやっぱりいいなぁ。
鈴木慶一が民族衣装を身にまとい、奇妙な演奏をした後、ステージの雰囲気はぐっと変わってミオフーが登場。鈴木博文は最近ブログをよく見ているせいか妙に注目してしまうんですが、やはり風変わりな方のようで面白かった。将来この二人みたいな演奏を楽しみたいですね。目指すは家庭内ユニット。
そして今回とても楽しみだったのが、武川雅寛ソロ。一人で一体何をやるんだろ?と思っていたところ、ご本人も「何も一人でやることなかった」と仰ってました(笑)一人ライダーズメドレー!トランペット吹きつつ歌ったりと、さすがはクジラ、素晴らしいです。やけにチャーミングな人だ。
ラストは白井良明率いるサーフトリップ。実はこの頃には風邪薬も効き目がきれてかなり厳しい状態のところ、彼らの爆音が身体に響いてしまいました・・でもサーフトリップの演奏でライダーズの面々が歌った「Who's Gonna Die First」、これが聴けてよかった!
心残りはかしぶち哲郎氏。
急遽ライブを中止したみたいでしたね。合間でちらりと登場した時も、なんだか具合が良くなさそうで心配です。早く素敵なドラムを聴かせて欲しいな。誰にもかしぶちみたいなドラムは叩けない。


Great Jewish Music: Serge Gainsbourg

97年に発売された、ジョン・ゾーンのユダヤ音楽再検証シリーズ『Great Jewish Music: Serge Gainsbourg』を聴きました♪(セルジュ・ゲンスブールはユダヤ系ロシア人)これ相当ヤバくて格好イイです。トリビュート版なのにアルバムのような統一感は一体なんだろ。ニューヨークの前衛ミュージシャン達が集まってゲンスブールの曲に取り組んだということですが、選曲もアレンジもどれも妙な説得力というかパワーがあって聴き応えあります。

私的に好みなのは、『69年はエロな年/Kramer』。原曲の雰囲気はそのままに、甘い歌声がグっときます。あと『メロディ・ネルソンのバラード/Fred Frith』。この曲って人気があって、セルジュの曲の中で一番カヴァーされているんじゃないかと思うけど、中でも秀逸なアレンジだと思う。『死ぬほど退屈/Anthony Coleman』はいかにもニューヨーク!って感じのピアノが粋。で、気になった曲が『Le Chanson de Slogan/Blonde Redhead』。バーキンとセルジュが共演した映画『スローガン』のテーマだと思うんだけど、原曲を聴いてみたい。すごく綺麗なメロディなんです。チボ・マットとショーン・レノンがデュエットした『ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ』も新鮮なアレンジでしたが、どっちかと言うと『夢見るシャンソン人形』のがぴったり、というイメージではあります。ショーンの歌(というか合いの手?)は妙に怪しげで、いけないオヤジとロリータの図を想像しないではいられません。
そうそう、アマゾンのページから数曲視聴ができるみたいです。画像をクリックするとページに飛べるので、お試しあれ。

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Smileで泣く

ブライアン・ウィルソンの『Smile』DVDをついに観ました。今日はそんなわけで涙腺が緩んでいます。本当に良かった、ブライアン!

DVDは『Smileツアー』に至るまでのドキュメンタリーと、『Smileツアー』のライブ映像。2枚組です。ドキュメンタリーの方はビーチ・ボーイズのヒストリーにも触れつつ、ツアーのリハーサルの様子やヴァン・ダイク・パークスとの絡みなど見ごたえがあります。内容的には結構前向きなドキュメントかもしれません。中でもブライアン・ウィルソン・バンドの一員であるダリアン(ワンダー・ミンツ)の働きは素晴らしい。彼がいなかったら、ツアーもアルバムも完成はしなかったでしょう。鬱の状態のブライアンを励ましつつ他のメンバーにも気を配り、さらに音楽面でも最新機器を用いながらポップ・シンフォニーの完成を実現させた。あんたは偉い!

イギリスのワールド・プレミアコンサートで、“グッド・ヴァイブレーション”が演奏されコンサートが終了したところで客席のヴァン・ダイクをブライアンが紹介する時、ヴァン・ダイクはずっとうつむいてて、ちゃんと音楽を聴いていられなかった様子でした。ここは感じるものがありますね。
ステージも客席も安堵と感動の様子で、感動的な夜。この場にいた人、羨ましいっ

『Smile』(DVD)ブライアン・ウィルソン


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